親子や姉妹で老人ホームに入居は可能?

親子や姉妹で老人ホームに入居することは可能?
有料老人ホームをはじめとするいくつかの介護施設は夫婦や姉妹、親子、親戚同士などの同室入居が可能です。
同じ施設で1人1部屋ずつ利用するのはもちろん、その施設に2人があれば、比較的費用の安い同じ部屋に住むことも可能です。
仲のいい2人で同じ老人ホームに入ることはいくつかのメリットもあるので、これから親子や姉妹で介護施設への入居を検討してる方はぜひご覧ください。
全国の親子・2人(夫婦)部屋を用意してる老人ホーム一覧の資料請求ページはこちら
※「特集から探す」の夫婦部屋のある老人ホーム・施設特集から見ることができます。
姉妹や親子で介護施設に入居を希望するケースが増加
最近は夫婦だけでなく、姉妹や親子といったペアで老人ホームに入ることを希望する方が増えています。
独身の高齢者も増えたことや、親を介護していて子供も高齢になり、老々介護が難しくなったなど理由は様々。
血縁者同士であれば、気を使いすぎることなく近くでお互いを見守り会えるので、介護施設に入居を希望するケースが多いのです。
特に女性の場合、仲の良い親戚同士や友達同士での入居も見られれます。
しかし、姉妹入居が意外と多い一方、兄弟で入居を希望するケースはほとんどありません。
同じ施設内で兄弟同士に入居することはあるもの、同じ部屋で兄弟で住むという希望者はほとんどなく、大半が姉妹または親子で同じ部屋入居を希望されることが多いです。
夫婦間の老々介護でも、介護で追い込まれるのは、男性の方が多い傾向にあります。
女性は、親や家族の介護を経験している方も多く、その大変さを知っているからこそ、介護が必要なら他人に任せた方がいいことを知っているのかもしれませんね。
姉妹や親子で入居する場合は二人部屋のある老人ホーム選び
姉妹や親子での入居を希望する場合は同じ施設で別々の部屋に入居するパターン、そして姉妹や親子で同じ部屋に入居するパターンを選択します。
同じ施設内で二人別々で住む場合は施設に空きがあればそこまで問題はないのですが、二人同居が可能ないわゆる夫婦部屋は介護施設の数に対してまだまだ数が少なく、希望の施設に必ずしもあるとは限りません。
またあったとしてもすでに埋まっているということも少なくありません。
特養には姉妹用の部屋はある?
費用の安いといわれる特養(特別養護老人ホーム)は、2人部屋の数が少なく、空きも見つかりにくいです。
また特別養護老人ホームは要介護度が3以上の方でないと入居できません。
以下にある有料老人ホームなどはどちらかの介護度が入居の要件に該当して夫婦部屋があれば入れることがありますが、特養では要件を見たいしてない人は夫婦や親子であっても入居はできないのです。
以下に二人部屋があれば親子や姉妹で入居できる介護施設をまとめました。
姉妹や親子二人で同じ部屋に住める介護施設
以下の施設は二人で住める二人部屋を用意してることがあります。
・有料老人ホーム
・サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)
・ケアハウス
また、施設によって入居の条件(年齢や介護度など)は異なりますが、どちらかの年齢が高いほう、要介護度が高い方に合わせて施設を選ぶ必要があります。
例えばどちらか一方が介護が必要でどちらか一方が自立の場合、要支援など介護度が低ければ自立向けの部屋に入れることが多いとされています。
ただし、どちらかが自立、もう一人が要介護4など介護度に差がある場合は同室への入居ができない場合もあります。
姉妹や親子で入居する場合のメリットと費用
二人部屋に住むメリットは何と言っても二人で一緒に住める精神的な安心感です。
万が一、介護が必要になったとき、老人ホームに入る気持ちがあったとしても、家族に会えなくなるのは寂しい。
身近な親族と一緒にいることで、知っている人がそばにいるというのは、年を取ればとるほど安心します。
介護が必要になっても、家族に負担をかけることがないので、申し訳ない気持ちになることもありません。
食事も工夫されてるので、自宅に住むよりも快適で体にも良い生活ができること、毎日誰かと会話もできるので、認知機能低下の予防にもなり、一人で暮らす場合より認知機能の低下になりにくい傾向にあります。
また、どちらかが亡くなった場合でも、一人になってから介護施設に入るよりも、二人でお互いが元気なうちに入ってる方が慣れ親しんだ場所で生活できるという安心感があります。
二人部屋は費用もやや安い
そして二人部屋のメリットは別々の部屋を利用する場合と比べると費用が安くすむということも挙げられます。
姉妹や親子で同じ介護施設内に入居し、別々の部屋に住む場合、当然その施設へ一人で入居した場合の2倍の費用が発生します。
一方同じ部屋に一緒に入居する場合は費用は施設によって若干異なりますが、一人で住む場合の1・5倍程度の費用で済むことが多く、二人別々で入居する場合よりもやや安い費用で入居できます※食事や生活費にかかるお金は二人分必要です
ただし、前述したとおり、二人部屋を用意してる介護施設はまだまだ少ないので気に入った施設に必ずしも二人部屋が用意されてるとは限らないのでその場合は同じ施設で別居で住むという選択肢も出てきます。
姉妹どちらかの介護度に差が出た場合
年齢の離れた親子同士の入居ではよくあることですが、親の介護度と同じく入居する介護度に差が出る場合、当初は同じ部屋で暮らしていたとしても、施設側から別々の部屋に移ることを余儀なくされることがあります。
これは夫婦で老人ホームの同じ部屋に入る場合もそうですが、どちらかの介護度に差があると施設側としてサービスが提供しづらくなったり、
また、部屋を移るまではなくても施設の職員が頻繁に部屋に介護のために立ち入ることが多く、精神的に疲れてしまうことも多いので別々の部屋に移ることを施設側から提案されることもあります。
2人で入居する場合どうしてもこの問題は遭遇する可能性が高いのであらかじめ施設側に介護度に差が出た場合はどうすべきか?などを確認しておく必要があります。
もし親子や姉妹のうちどちらかが亡くなった場合はどうなるの?
ではもしどちらか一方が先に亡くなってしまった場合どうなるのでしょうか?
基本的には施設をでていくということはありませんが、費用の面から一人部屋の方が安いため一人部屋に移られることが多いとされています。
また二人部屋は高齢者施設の全体の数に比べてまだまだ少なく、空きを確保するために施設によっては二人部屋から一人用の部屋に移るように促されることがあります。
こちらについても入居前に施設側にどちらかが亡くなった場合、部屋についてはどうなるのか?などを施設側としっかり確認しておきましょう。
また施設側だけでなく、入居者同士あらかじめどちらかが亡くなった場合にどうしたいかなどを確認しておくことも大事です。
全国の親子・2人(夫婦)部屋を用意してる老人ホーム一覧の資料請求ページはこちら
※「特集から探す」の夫婦部屋のある老人ホーム・施設特集から見ることができます。