介護に役立つアプリ10選
介護の資格取得に役立つアプリはたくさんありますが、
ここでは、介護を受ける人、そしてその家族のためのアプリを紹介します。
●iPhone&Android共通アプリ
①介護事業所ナビ
親の介護を考えるときに役に立つアプリです。介護についての情報はネットで数多く取得可能です。しかし、情報が多すぎてわからなくなることもあります。その点、厚生労働省公式の「介護事業所ナビ」では、知りたい情報をすぐに取得することができます。厚労省の公式アプリですから、全国の介護施設を検索することができ、老人ホーム・デイサービス、さらには福祉用具のレンタルなどについても調べることができます。GPS機能を使って、現在地から最寄りの施設を探すこともできますし、検索機能が秀逸で目的の介護施設を簡単に見つけることができるでしょう。介護施設の住所はサービス内容はもちろんですが、定員と空き状況、さらには直接電話をすることもできるのも便利です。
http://www.standby-media.jp/app-use/143590
②介護の最新情報が集まる【けあとも】 無料アプリ
親が倒れた…。認知機能低下が進んで介護が必要になった…。親の介護は待ったなしでやってきます。自分が介護する立場になったときに知識がないと何をしていいのかわからず、路頭に迷ってしまうこともあるでしょう。そういった場面では何をしたらいいのか…まずは介護関連の情報を仕入れなくてはいけません。「介護の最新情報が集まる【けあとも】」は同名サイトと同名のアプリです。介護情報の公式アプリですから、さまざまな切り口で介護の情報を取得することができます。介護施設の検索が主と考えがちですが、介護についての基礎知識なども書かれていますし、毎年代わる介護福祉法の内容も最新のものが提示されているのでこのアプリで情報を仕入れていると間違いはありません。また、介護の専門家によるコラムなども読めるので、そのコラムだけではなく、それに対する意見や感想などもとても参考になることでしょう。介護のことならこのアプリさえあれば大丈夫というくらい秀逸なアプリです。
http://www.standby-media.jp/app-use/143591
③スマートホームセキュリティ WardenCam 無料アプリ
離れた場所に暮らす親の介護が必要になったら…仕事の都合ですぐに同居ができない、親に来てもらうにも高齢者の引っ越しも大変です。環境が変わることで認知機能の低下による症状が進むことも大いに考えられるからです。まだ、自立はできるので日々の様子さえ分かれば安心なのだけど…そういった要望に応えてくれるのが「スマートホームセキュリティ WardenCam」です。これには、カメラ用と視聴用の2台のスマホが必要になりますが、必要なのはそれだけで、スマホカメラに映し出された映像を視聴用のスマホで見ることができるのです。使い方も簡単で、2台のスマホにアプリをインストールして1台を視聴用、もう一台を親の部屋に設置するカメラとして使用するのです。そして2台をリンクさせれば準備完了です。視聴用のスマホからいつでも親の様子を確認することができます。2台のスマホは高性能なものにする必要はありません。安価に用意できればそれでよく、特にカメラ用のスマホは安価なものを利用すると良いでしょう。親の様子を見るだけではなく、音声でのやりとりができるのも大きなメリットです。
http://www.standby-media.jp/app-use/143592
④イオンお買物 無料アプリ
高齢者にとって買い物に行くのも大変です。特に天気が悪かったり、体調が今ひとつだったりしたときは買い物にいくのも面倒になってしまいます。そのようなときに便利なのが「イオンお買物」アプリです。イオングループのお得な情報やキャンペーンなどを確認するアプリなのですが、この中の「おうちでイオン イオンネットスーパー」機能を利用すると、家にいながらにして、食料品や日用品を注文することができるのです。利用するには、無料の会員登録が必要ですが、それから商品を選んで配送時間を洗濯するだけで買い物完了です。店舗や場所にもよりますが、注文完了から最短3時間で商品が配送されるスピーディな対応もうれしいところです。高齢者向けに特化したサービスというわけではないのですが、こういったサービスは高齢者が積極的に利用するのもいいかもしれません。
http://www.standby-media.jp/app-use/143593
⑤DaisyCircle(デイジーサークル) iPhone向けアプリ Androidはブラウザ対応 月500円/1サークル
当面、同居はできないが親の介護が気になる、介護サービスを利用しているといった家族のための介護コミュニケーションアプリです。親と子供の連携、さらには介護施設とも情報を共有することができます。要介護者である親の様子を家族と介護スタッフが共有することで、離れた場所であっても安心と信頼関係を築くことができます。一般的なSNSと考えるとデイジーサークルの内容がわかりやすいと思います。要介護者、家族、ケアマネージャー、介護スタッフが一つのサークルとしてグループを作り情報を共有していきます。家族もケアマネージャーと介護スタッフのやりとりを見ることができるので、どのようなことが話し合われているのかが分かるのも安心材料と言えるでしょう。介護スタッフから食事の様子をシェアしてもらうことで、栄養面の把握を家族がすることも可能です。電話よりも確実に、メールよりも簡単に親の様子を確認できるのがこのアプリの大きなメリットと言えるでしょう。
http://daisycircle.casio.jp/
⑥おやろぐ ブラウザでログイン 3,600円/6ヵ月 6,000円/1年
介護のためのコミュニケーションツールです。兄弟で親の介護をするにしても、誰かが結局メインで大変な目に遭ってしまう…情報共有しておくと何かあったときに誰かが手伝えるかも…。そういったときに役に立つコミュニケーションツールですし、役割分担をきっちり決めることで、それぞれの分担を軽くすることができます。ケアマネージャーや介護施設の連絡先、かかりつけの連絡先、デイケアサービスや訪問介護のスケジュールなどもブラウザ上で情報共有することができます。また、親(要介護者)の日々の状態を記入することで、日々どういったことが問題になっているのか、認知機能低下の症状が進行しているのかなども家族や兄弟で認識を同じにすることができるのもメリットといえるでしょう。介護家族や身内の情報を一元的に管理し、簡単な操作で情報共有できる、まさにみんなで介護をする意識付けを行う優れたコミュニケーションツールといっていいでしょう。
https://www.oya-log.com/Info/info
●iPhone向けのアプリ
①お元気ですか 一人暮らしの高齢者や障害者のためのコミュニケーション支援アプリ 無料アプリ
2つのステップで簡単なメッセージを送ることができます。高齢者や障がい者向けのメッセージ送信アプリです。あらかじめ用意されているボタンが以下の8種類となります。
・家にいる
・外にいる
・元気がある
・元気がない
・のんびりしてる
・忙しい
・助けはいらない
・助けが必要
以上のボタンを押すだけで何をしているのかを相手に知らせることができます。アプリを起動するとこれらのボタンがすぐに出てくるので、緊急事態のときにも使用することができるので便利です。あらかじめ連絡先を登録しておくことで、文字入力に慣れない人でも簡単にメッセージの送信ができます。スマホの操作ができることが条件となりますが、起動させることができれば、後はなんとかなるアプリといってもいいでしょう。単純なメッセージツールですが、使うほどに奥が深いアプリです。
https://app-liv.jp/569772749/
②おまいり ~お経でお参り~ 無料アプリ
自分に代わってお経を唱えてくれるアプリです。真言宗・曹洞宗・日蓮宗・浄土宗・浄土真宗など各宗派のお経を収録しています。これがあると木魚と鈴を持ってお参りに行く必要がないといっていいでしょう。高齢者の住むお宅では、仏壇があるところも少なくありません。そして、すでに伴侶が亡くなられているお宅もあるでしょう。そのような場合、線香を焚くだけではなく味気なく、お経も唱えたいものです。そういったときにこのお経読経アプリがあるととても便利です。自分でお経を唱えることができる人でしたら、木魚や鈴の音を自由に奏でることもできるボタンもあります。本アプリを起動してお経を唱えてみると厳粛な気持ちになりますし、先祖や亡くなった方への感謝の気持ちを本アプリを利用して伝えることができます。
https://app-liv.jp/498933432/
③持ち物チェックアプリ 無料アプリ(デモ版)
高齢になると忘れ物が多くなりがちです。また、デイケアを利用して帰ってみるといろいろなものを忘れている…といったこともあるでしょう。何度も確認しても、忘れてしまうようになると、物がいくらあっても足りなくなってしまいます。戻ってくればいいのですが、介護スタッフや家族に迷惑をかけてしまう…。できることなら自分でしっかり管理をしたい…そういった高齢者の要望に応えるかのように誕生したのが本アプリです。持ち物をiPhoneで撮影するだけで、持ち物リストを効率的に管理することができます。介護者本人、介護スタッフどちらでも利用可能なアプリです。※デモ版と製品版が用意されていますが、個人で利用するのでしたら、デモ版で十分です。
https://kaigosapuri.com/mochimono/
●Android向けのアプリ
①みんなで介護-家族の介護の相談アプリ 無料アプリ
アプリですが、介護の問題を抱えている人が書き込んでいる専用の掲示板です。親が認知機能低下の症状が出るようになった…介護保険のここがわからない…。介護はお金がかかって大変…。いろいろな悩みを書き込むと、その問題に向き合っている人からの助言があちこちから返ってきます。介護に悩んでいるのは自分だけではないという安心感を得ることができる貴重な掲示板です。SNSでしたら、ツイッターやフェイスブックがあるのですが、それとは違って専用アプリということで、邪推な意見がなく、介護に向けた意見を率直に読むことができます。どのような悩みであっても、必ず1件以上はレスが付いていることからも、活発な意見の交流があるのが大きなメリットと言えるでしょう。介護に悩んでいる人にとって大きな力となる掲示板アプリです。
https://android.app-liv.jp/005146515/
●まとめ
介護関連のアプリといっても家族や親のためのアプリとなると、情報ツールやコミュニケーションツールがメインとなります。それでも、家族間や兄弟の間で介護の情報を共有すること、そこに介護サービスなどを組み込むことで、多彩なコミュニケーションツールとなることができるのです。遠方にいても、情報を共有することで介護の状況が手に取るように分かるのもメリットと言えるでしょう。高齢者がスマホを利用することもありますが、操作方法なども簡単になっているので利用しやすいのも最近の介護に役立つアプリの特徴といってもいいでしょう。