高齢者向けの便利なアプリ5選!

高齢者のスマートフォン(以下スマホ)利用率が増えています。

60歳以上のシニア層でのスマホ利用率は61.5%ということで、すでに半数を超えるシニアがスマホを利用していることになります。

スマホからは日々の有用な情報を得ることができ、シニアだから使いにくいというのではなく、シニアだから使いやすいスマホもたくさん販売されています。

感覚的に使うことができるので、従来のフィーチャーフォンよりもスマホのほうが慣れれば使いやすくなるでしょう。

ここでは、スマホを持っていた良かったと思えるような、高齢者向けアプリを詳しく紹介します。

高齢者向けの便利アプリ

高齢者にとって、これから気になることは日々の生活や介護のこと、年金のことです。

さらに終活に向けてさまざまな情報を得たいと思っていることでしょう。

老人ホームに空きはないかとか、家のリフォームをしたほうがいいけどどうしたらいいのか、自治体からの補助金は出るのかなど、気になることもスマホならすぐに探し出すことができます。

また、知りたい情報だけではなく、それぞれに特化したものがスマホアプリとして用意されているのです。

年金や体のことはもちろんのこと、認知機能の低下を予防するあるいは、脳を活性化させるための、頭の体操のようなアプリもたくさんあります。

ここでは選りすぐりの高齢者向けアプリを10選して紹介します。

①年金情報アプリ! 無料

厚生労働省が用意している年金アプリです。

年金の公式アプリとも言えるものです。このアプリでは、国民年金の仕組みや老齢年金は何歳からもらえるの?といったものから、年金保険料の支払い方法、保険料を支払うことができなくなったらどうしたらいいの?といったことも教えてくれます。

年金に関する相談窓口なども紹介してくれます。年金についての情報はいろいろなサイトをネットから確認することができます。それでも、厚生労働省の公式サイトですから、この年金アプリの情報が最も新しい情報と考えていいでしょう。
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/nenkin/nenkin/nenkin_app/index.html
(iPhone、Android両方に対応しています)

また、アプリではありませんが、厚生労働省が用意している、ねんきんネットというサイトがあります。
https://www.nenkin.go.jp/sp/n_net/index.html
一番のメリットは、自分の最新の年金記録が確認できる点です。

これまでの年金加入履歴や自分の保険料納付額、将来もらえる年金見込額などを一覧形式で確認できます。

また、年金を受け取りながら働いているといった人も少なくありません。

そういった人についても、働き方に応じた年金見込額の試算が簡単にできるところも大きなメリットと言えます。

また、パソコンのみになりますが、毎年郵送される「ねんきん定期便」の確認や内容のダウンロードができるところも便利な機能です。

定期便が郵送されてもどこに行ったかわからなくなったという人も少なくありません。そこでいつでも、ねんきん定期便の内容が確認できるのはとても助かる機能といっていいでしょう。

自宅や外出先などで、「年金記録紹介」「年金見込額試算」ができるなど、さまざまなサービスが利用できます。利用するには基礎年金番号などが必要となるので、年金手帳を手に新規登録を行いましょう。

②歩数計(Android用)無料

iPhoneには優れものの管理アプリケーション(⑩参照)。

それではAndroidユーザーにはどういったものがあるのかというと、まずは歩数計で考えてみます。

そうなると、そのものズバリの「歩数計」アプリが便利です。

利用者の評価がとても高く、アンドロイド端末標準アプリといってもいいくらい利用者の数が多いアプリでもあるのです。

いつまでも元気でいたい人が多い証拠とも言えるアプリケーションです。

単純に歩いた歩数を記録するものですが、人の行動の基本は歩くことですから、一日にどれくらい歩くのかということは誰にとっても気になるものです。

iPhoneと違って、インストールするだけでは作動せず、自分でスタートボタンを押す必要があります。

一度スタートすれば大丈夫ですが、端末の電源を切るなどの行為で、手動でスタートしなければいけないので、その点には注意が必要です。

歩数の他に、消費カロリー、距離、歩行時間、時速なども表示してくれます。

一日一万歩を基本的な目安とするとよいでしょう。感度調節機能などがあり、自転車に乗っているときはカウントしないようにすることが可能です。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.tayu.tau.pedometer&hl=ja

 

③ラクホンFree (iPhone用、Android用) 無料

メールや電話しか使わない…という高齢者向けのアプリで、アイコンが大きく表示されて、高齢者に迷うことなく使うことができるアプリです。

スマホはどんどんアプリをインストールすることができます。そうなると何ページにもわたることでしょう。

高齢者が使うアプリというのは数種類というのが相場です。

そうなると、標準のアイコンメニューとは別に、よく使うアプリだけをまとめたものがあると便利です。そのような経緯からラクホンFreeが生まれました。

「緊急ブザー」ボタンなどもあり、簡単に鳴るようになっているので、乱用しないように注意しなくてはいけません。このあたりの設定は、分かる人がきちんと設定する必要があります。

電話の「ワンタッチダイヤル機能」などは高齢者にとってはありがたい機能といえるでしょう。

特に一画面だけに集約しているのが、画面を固定できて重宝する部分です。
https://itunes.apple.com/jp/app/rakuhonfree/id664639011?mt=8&ign-mpt=uo%3D4
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.s_advance.rakuden

④どこいるの – 家族の位置がすぐわかる(Android用)無料

家族がどこにいるのかすぐに分かるアプリケーションです。

高齢者の徘徊癖にも対応しています。高齢者のスマホにも同じアプリをインストールする必要がありますが、セッティングが簡単なので誰にでも利用することができるのが大きなメリットです。

GPSをフルに使っての移動経路や滞在時間などが分かるのでさらに安心です。

位置情報アプリのネックとしてよく指摘を受けるのが、バッテリーの消耗が早いという店です。

省電力機能が強化されているということですが、バッテリーの消耗には気をつけたいところです。

移動経路が分かることから、高齢者が自分が今どこにいるのか、自宅にはどうやって帰ったらいいのかといった機能もあります。基本的には、高齢者がどこにいるのかを把握するアプリと考えていいでしょう。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ryunos.linkmap

⑤Webりーだー -音声読み上げブラウザ- (iPhone用)無料

Webブラウザのニュースの内容などを読み上げてくれる機能です。

スマホ内の文章が読みづらいという高齢者には最適なアプリといっていいでしょう。

スマホの機能として文字を大きくすることもできるのですが、一画面で表示する文字数(情報量)が少なくなってしまいます。

このアプリを使うことで、音声を読み上げてくれるので、目が疲れるといったことからも解放されます。

操作が必要になりますが、高齢者にも簡単な操作で、内容を読み上げてくれます。
https://itunes.apple.com/jp/app/webrida-yin-sheng-dumi-shanggeburauza/id485960506?mt=8&ign-mpt=uo%3D4

Android端末では、トークバック(TalkBack)という音声読み上げ機能(スクリーンリーダー)が標準搭載されています。設定など面倒な部分が多いので、分かる人が設定する必要がありますが、一度設定すると簡単な操作で読み上げてくれるので便利な機能です。

高齢者向けアプリのまとめ

高齢者向けのアプリは、高齢者のスマホの利用率が上がってきているので、かなりの数のものが出ています。

多くや無料アプリですが、中には有料アプリ等も多数出ています。

無料でも十分な機能のアプリが多いので、どうしてもという場合以外は無料アプリで十分に楽しむことができます。

さまざまな情報はブラウザなどで得ることができますが、年金情報などは、それに特化したアプリのほうが情報収集には便利ですし、体調管理アプリなどは優れもののアプリがたくさん出ています。

ここでは代表的なもの、評価の高いものを紹介しています。

位置情報アプリなどは、使い勝手に癖があるものが多いので、いくつか試してみてしっくりくるものを選びたいものです。

多くの種類のアプリが出ているので、こういうアプリがあったらいいな、というのは必ずといっていいほど存在すると思います。

そういったアプリを探す楽しみもスマホにはあるので、高齢者といっても、臆さずにスマホをどんどん活用したいものです。

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